米粉製造工場の新設について（お知らせ） ～ＪＡグループ初の大型米粉工場の新設で米粉ニーズに対応～ | 全農パールライス株式会社

　全農パールライス株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長　中野吉庸）は、千葉県千葉市稲毛区に新たに米粉工場を建設することとしましたので、お知らせいたします。

１．新工場建設の目的

日本の米の需要量は、毎年１０万㌧程度減少し続けているなか、近年の燃油や生産資材の高騰なども影響し、日本の米作りは継続自体が危機的な状況にあります。お米の消費拡大は喫緊の課題ですが、食が多様化した現代、食事シーンを毎回ご はん食にするというのは現実的ではありません。
そこで、「パン」や「麺」の原料に国産米が使われるようになれば、多くの食事シーンにおいて国産米が消費されることになり、日本の水田・米作りを守ることにつながると考えています。昨今、ウクライナ情勢などによる輸入小麦の高騰などにより、様々な小麦製品で「米粉」のニーズが高まりつつあります。
こうした背景をふまえ、弊社は、今般、米粉工場を建設し、お米の品種や製法にこだわった最高品質の「米粉」の製造販売に取り組むこととしました。これにより、主力の精米事業、酒米事業、炊飯事業に加え、米粉の普及拡大を進めて参ります。
弊社は、今後とも、国産米、国産米加工品の製造販売を通じて、日本の「食」と「農」に貢献して参ります。

２．新工場建設計画の概要

名称：千葉米粉工場（仮称）
所在地：千葉県千葉市稲毛区
敷地面積：約500㎡
延床面積：約700㎡
生産品目：米粉等
生産能力：1,150ｔ/年
その他：国の「米粉利用拡大支援対策事業のうち米粉製品製造能力強化事業」を活用

イメージ