JAグループ初の大型米粉製粉施設となる「千葉米粉工場」の竣工式を実施 | 全農パールライス株式会社

 

 

令和7年9月5日

報道関係者各位
プレスリリース

                           全農パールライス株式会社

JAグループ初の大型米粉製粉施設となる「千葉米粉工場」の竣工式を実施

 

 

 全農パールライス株式会社は、千葉県千葉市稲毛区に新設した「千葉米粉工場」の竣工式を令和7年9月2日(火)に執り行いました。
「千葉米粉工場」は全農パールライスが初めて新設した米粉製粉工場です。令和6年10月に着工し、この度竣工式を迎えました。
 当工場は、お米の品種と製造方法にこだわった高品質の「米粉」の製造拠点となります。
 弊社は、今後とも、国産米、国産米加工品の製造販売を通じて、日本の「食」と「農」に貢献して参ります。

                                      
                         竣工式の様子

            
                       千葉米粉工場の外観

■代表取締役社長 山本貞郎のコメント
 弊社が米粉事業に参入すると決め、自ら米粉工場を取得するまで約3年を費やしました。その間、多くの方々にご協力いただき、本日の竣工式を迎えることができました。心より感謝申し上げます。
 米の消費が年々減少するなか、消費拡大は喫緊の課題でしたが、食が多様化した現代で、食事シーンを毎食ごはん食にするというのは現実的ではありません。
 そこで、輸入原料が主体の小麦製品「パン」や「麺」の原料にお米が使われるようになれば、多くの食事シーンにおいて国産のお米が消費されることとなり、日本の水田・米作りを守ることにつながる、そんな思いで、米粉事業の取組みをはじめて工場新設に至りました。本工場では「お米の品種」と「製粉方法」にこだわり、パンや麺になる高品質な米粉を製造・販売していきます。
 弊社の提供する米粉は高い評価をいただいておりますが、製造効率は小麦粉に追いつかないため、生産性を上げる技術開発が今後の課題となっております。また、最近の米価高騰を受け、主食用米への転換が進んでいるため、原料となる米粉用米を確保することが難しくなっております。
 このような大きな課題を抱えての船出となりましたが、米粉の可能性はまだまだ奥深いと考えております。弊社はこれからも米粉で日本を元気にできるよう取り組んで参ります。

            
                     主催者挨拶をする山本社長

■千葉米粉工場の概要
1.名称:千葉米粉工場
2.所在地:千葉県千葉市稲毛区長沼原町656番3号
3.敷地面積:560㎡
4.延床面積:737㎡
5.竣工日:令和7年9月2日
6.本格稼働:令和7年10月
7.主な製造製品:家庭用米粉、業務用米粉
8.生産能力:年間1,152t
URL :https://www.zpr.co.jp/komeko/

 【千葉米粉工場の特徴】
1.産地と専用品種の取り組み
  より高品質な米粉を取り扱うため、全農と連携のうえJAや生産者様との契約栽培により、米粉適性の高い品種を選定し
  製造しております。 また、国や地方自治体が開発した米粉専用品種も独自で分析・選定のうえ、積極的に推進を図り、
  米粉用米の生産振興を図って参ります。
2.高品質な米粉への製造方法の取り組み
  粉砕方法は、湿式気流粉砕方法を採用し、より細かい粒度(75μm以下)かつデンプン損傷を抑えた(10%以下)米粉の
  製造が可能です。

■全農パールライス会社概要
商号   : 全農パールライス株式会社
代表者  : 代表取締役社長 山本 貞郎
所在地  : 東京都千代田区神田三崎町3丁目1番16号 神保町北東急ビル3F
設立   : 昭和47年10月9日
事業内容: 米穀のとう精・販売、酒造用米穀のとう精、炊飯事業、食品等の販売
資本金  : 40億3,100万円
URL   : https://www.zpr.co.jp 

 

 

 

【お問い合わせ先】

全農パールライス株式会社 本社統括本部 管理部管理課(木暮、佐々木) TEL:03-3222-2150

 

以上